マッチングアプリで何人と会っても「好き」という感情が湧かず「いい人いないな...」なんて思っていませんか？
それは決して異常なことではなく、マッチングアプリの多くの利用者が経験することです。
実は、オンラインでの出会いで「好き」となりづらいのにはいろんな理由が隠れています。
この記事では、マッチングアプリで好きになれない本当の理由と、「この人だったら会ってもいいかも！」となるための具体的なステップをご紹介します。
自分に合ったアプローチを見つけ、より充実した出会いへと繋げていきましょう！
マッチングアプリで好きになれない本当の理由５選
マッチングアプリで良さそうな人を見つけても、心が動かない...と感じることはありませんか？
実は、これには様々な要因が関係しています。
それぞれの理由を理解することで、マッチングアプリで「好き」という感情が生まれない本当の理由を解明していきましょう！
①理想と現実にギャップがありすぎる
マッチングアプリは理想の相手像を明確に設定できる一方、実際に会ってみると理想と現実のギャップに驚くことも少なくありません。
心理カウンセラーの佐藤健太郎氏によると、アプリ上で自分を良く見せようとする気持ちが、お互いの理想像を過度に膨らませる要因となるそうです。
たしかに、プロフィール写真や自己紹介文から受ける印象と、実際の雰囲気が異なるケースは珍しくありません。
ある調査では、マッチング後に実際に会ったユーザーの68%が「プロフィールとの印象差を感じた」と回答しています。
このズレは外見だけでなく、話し方や価値観などでも違和感となって表れ、無意識のうちに心の距離を生み出してしまっているのです。
- 年収や職業を誇張している
- 写真加工により外見を盛り過ぎている
- アプリと実際の会話とでコミュニケーションにギャップがある
このようなこともあってアプリ利用者はお互いにガッカリしてしまうのです。
理想を高く設定しすぎると、実際に会った相手に物足りなさを感じてしまうかもしれません。
大切なのは「完璧なパートナー」ではなく「共に成長できる相手」を見極めることです。
②条件は合うのに感情が動かない
マッチングアプリで条件に合う相手と出会っても、心が動かないと感じることはありませんか？
頭では「理想的な相手かも！」と認識していても、心が揺れないのはアプリの特性が影響している可能性があります。
なぜなら、アプリだと
- プロフィール情報を眺めるだけでは、実際に人と出会った時の感情の揺れ動きがない
- 年収や学歴などの条件をチェックする行為が一種の作業のように作用してしまう
といった性質があるからです。
③常に比較してしまう
アプリ上で次々に現れる新しいプロフィールを見ると「もっと良い人がいるかも」と思いがち。
この状態が続くと、目の前の相手と深く向き合う機会を失いかねません。
表面的な条件比較ばかりに目が行ってしまうのです。
このジレンマを解消するには、なるべく条件だけで判断しないようにして、実際に会って感じた印象を大切にすることが重要です。
最初のデートではまずは自分の中のチェックリストを忘れ、相手の人間性に注目してみましょう。
実際に会った相手とのコミュニケーションを通じて、思わぬ発見や、今までなかったポジティブな感情が芽生えるかもしれませんよ！
④価値観が合うのかチャットだけではわからない
マッチングアプリでのメッセージ交換では、表面的な会話が続いても価値観の違いに気づきにくいことがあります。
実際に会ってみると、メッセージでは伝わらなかった以下のような普段の考え方・生活リズム・金銭感覚などの違いが浮き彫りになるケースも少なくありません。
- 平日の過ごし方：自宅で読書派 vs 毎日飲み会参加派
- 休日や旅行の予定：計画立てるタイプ vs その日の気分で決めるタイプ
- 将来設計：貯蓄重視 vs 経験投資優先
2023年の調査では、マッチングアプリ退会者の60％が「価値観のズレ」を過去の恋愛失敗の主因と回答しています。
特に宗教観や家族観など、デリケートな話題はオンラインでは掘り下げにくく、微妙な違いが違和感につながることがあります。
価値観の不一致を早期発見＆改善するには、具体的なシチュエーションを想定した質問が有効です。
「週末の理想の過ごし方」や「10年後の自分像」など、抽象論ではなく具体的なレベルにまで考えることで違いが見えやすくなります。
大切なのは100%価値観が合う人を探さないこと。
「ちょっとこの人のこの考えは違うかも...」を見つけた時でも無理に合わせようとせず、自然な関係性を築ける相手を探すことです。
⑤過去の恋愛をまだ引きずっている
過去の恋愛体験が無意識のうちに「次に行ってもいいのかな...」となっているかもしれません。
失恋や傷ついた経験があると、脳が似たような状況に拒否反応を起こして感情を閉ざしたり無関心になる傾向があります。
拒否反応が起こる要因は以下の３点が挙げられます。
- 似たプロフィールの人に反応してしまう
- 傷つく前に関係を断ってしまう
- デートを重ねても「また失敗するかも」という不安がある
実際、マッチングアプリ利用者の約30%が「過去の恋愛経験が新しい関係構築に影響する」と回答しています。
特に3回以上の失恋経験がある場合、マッチング成立後の継続率が平均より23%低いというデータもあります。
そんな不安感を解消するためにも、以下の３ステップに沿ってアクションを起こすのがいいかもしれません。
| ステップ1 | 過去のパターンを客観視する |
|---|---|
| ステップ2 | 小さな成功体験を積み重ねる |
| ステップ3 | 新しい関係の基準を作り直す |
大切なのは、拒絶反応を「異常な反応」ではなく「自然な心のクセ」と捉えることです。
1日5分など少しずつでもいいので、自分の気持ちを観察してみることから始めてみるのがいいかもしれません！
相手のことを好きになるためのアクション４選
上記の状況を踏まえて困っている方に向けて、マッチングアプリで相手に好意を持てない状況を変えるための、具体的なアクションを４つご紹介します。
①写真と本物の印象の違いを減らす
マッチングアプリで最初の関門となる自己紹介。
写真と実際のあなたの印象の違いを減らすには、加工しすぎない自然な写真を選ぶことはもちろん、プロフィール文にも工夫が必要です。
自己紹介文は「挨拶→目的→自分のこと→相手に求めること→締め」の構成で作成すると、相手に好印象を与えやすくなります。
自分のことについては以下に留意しつつ、素直に仕事内容や趣味、性格などを少し多めに記述することで共通点を見つけやすくしましょう。
- ネガティブな情報は避ける（NG条件ではなく、ポジティブな希望を伝える）
- 具体的なエピソードを交えて魅力をアピールする
- 自然体で親しみやすい雰囲気を心がける
特に相手に求めることは柔らかく表現することがポイントです。
これにより、オンラインとオフラインの印象を近づけることができます。
写真についても自撮りはおすすめではなく、可能であればカメラマンやフォトスタジオにお願いするのがいいです。
本気で素敵な人を探したいのであれば、お金を払ってでも渾身の１枚を準備しておくといいでしょう！
②コアとなる価値観に触れる質問をする
マッチングアプリで会話が表面的になりがちな時は、価値観の革新に触れる質問をすることが大切です。
特に人生の優先事項や将来のビジョンを尋ねることで、相手の本当の考え方が見えてきます。
深掘り質問の具体例としては以下のとおりです。
- 「時間やお金を最もかけていることは？」（生活の優先順位がわかる）
- 「10年後の理想の自分像は？」（人生観や成長意欲が把握できる）
- 「仕事で大切にしている価値観は？」（社会との関わり方が見える）
相手の回答に対して「なぜそう思うようになったのですか？」と背景を尋ねると、育った環境や過去の経験といった相手の価値観にもっと触れられます。
また、相手の回答には否定せず「素敵ですね！」「そういう考え方もあるんですね〜」と受け止める姿勢が、信頼関係を築く上で重要です。
自分自身も「私の場合は〇〇と考えています」と率直に伝えることで、共通点を見つけやすくなります。
まずは相手に共感することが、コミュニケーションを良好に進める第一歩とも言えます。
「価値観の違い＝対象外」と一律に考えず、お互いを理解するチャンスと捉えるのがいいかもしれません。
③デート後の「メモ」で気持ちを可視化する
デート後、感じたことをメモに残す習慣は、自分の中の本音に気づくのにかなり効果的な方法です。
- その日一番印象に残ったシーン
- 会話中に感じた安心感や違和感
- 次回会いたい/会いたくないと思った理由
の3点を記録していくのがおすすめです。
感情メモの具体的な記入例として以下のような感じです。
- 帰り道の駅まで歩きながら、仕事観について深く話せたのがよかった、安心した
- 食事中の会話で趣味の音楽の話が盛り上がり、自然と笑顔が増えた
- 別れ際の挨拶で少し距離を感じた。理由は多分相手がXXと思ってそうだから
また、記録する際は事実と感情を分けて書くことがポイントです。
例えば
「コーヒーショップで1時間話した（事実）→初めて本音を話せた気がした（感情）」
のように整理すると、自分の感情の変化パターンが見えやすくなります。
3回分程度のデート記録を比較することで、相手の好きなところ・気になるところ・自分がどういう気持ちを持っているのか・好意/嫌悪感を抱いているのか、などが客観的に判断できるでしょう。
感情メモを続けるコツは、スマホのメモ機能を活用し「帰り道の電車の中」など決まったタイミングで書くことです。
文字数はちょっとのきっかけで思い出せる程度でいいので1回あたり50字程度から始め、無理のない範囲で続けることが大切です。
④信頼できる友人に話を聞いてもらう
マッチングアプリで相手との相性を客観的に評価するには、信頼できる友人に相談してみるのも良いでしょう。
思い切ってプロフィールやメッセージの内容を第三者に見せることでも、自分の気づかない点が見えてくることがあります。
例えば「相手の価値観が自分の求める条件とどれだけ一致しているか」を友人に分析してもらうことで、客観的な意見を得られます。
あるいはペアーズの16タイプ診断や心理テストの結果を共有し、性格タイプの相性を比較する方法も有効です。
友人の意見を参考に、自分では気づかなかった相手の良さに気づくことができるかもしれません。
無理せず自分らしい出会いを見つける方法４選
マッチングアプリで出会いを求めることに疲れたと感じたら、以下のような別の方法を検討してみましょう。
①休息期間を設ける
マッチングアプリを使い続けて疲れたと感じたら、休息期間を設けてみましょう。
セラピストのモニカ・ベルマーニ氏は「絶望感やイライラが募る状態は休息のサイン」と指摘し、1～2ヶ月の計画的な休止を推奨しています。
これはマッチングアプリでの活動も同様です。
休息期間中はアプリから離れ、自己分析・読書・趣味などに没頭する時間を作りましょう。
プロフィールを非公開にできる「休憩モード」を活用すれば、データを保持したまま心理的な負担を軽減できます。
休息期間の効果的な過ごし方は以下も有効です。
- 毎日のアプリチェック時間を自己投資に変換（語学学習や運動など）
- 友人との交流や新しい趣味で視野を拡大させる
- 過去のマッチング履歴を客観的に分析する
再開時期はカレンダーに書き込んでおき、新鮮な気持ちでプロフィール写真を見直してみるのも手です。
多くの利用者が休息後に「相手の良さに気付きやすくなった」と実感しており、適切なインターバルが新たな出会いを生む土壌を作ります。
②趣味や関心から自然な出会いを広げる
趣味を軸にした出会いの場では、共通の話題を通して自然な会話が生まれ、無理なく関係を築きやすいというメリットがあります。
例えば料理教室や登山サークルに参加すると、同じ体験を共有する中で相手の考え方や人柄が徐々に見えてきます。
趣味の場で自然な交流が生まれるのには以下3つのメリットがあるためです。
- 共通の目標がある（作品制作やイベント成功など）
- コミュニケーション以外の相手の行動も見える（作業中の様子や表情の変化）
- 定期的な接触機会がある
フリーランスの交流会や街のコミュニティイベントでは、肩書ではなく「個人」として接する機会が多く、本音の会話が生まれやすい環境です。
写真共有アプリのオフ会や推し活イベントでは、熱量の共有から自然に親近感が湧き、理屈抜きの好意が育まれるケースも少なくありません。
大切なのは「出会いを目的化しない」ことです。
活動そのものを楽しむ中で、自然と人間関係が広がっていくプロセスにこそ真の価値があります。
③「3ヶ月ルール」を設ける
マッチングアプリでの出会いを継続するか迷う場合は、「3ヶ月ルール」を参考に関係性を見極めてみましょう。
なぜなら、３ヶ月こそ相手との相性を見極めるのに最適な長さであり、感情の変化を丁寧に観察できるからです。
3ヶ月間で注目すべき判断基準は以下の3点です。
- 週1回以上の自然なコミュニケーションがだらだらでもいいので継続しているか
- 価値観の違いが出た際に建設的な対話ができるか
- 相手と過ごした後、疲労感・ストレスではなく快適さ・心地よさ・安心感を感じるか
初期段階でポジティブな感情がなくても、共に過ごす時間が増えるにつれ親密さが深まることもあります。
これは脳が慣れ親しんだ存在に安心感を覚える「単純接触効果」によるもので、3ヶ月かけてゆっくり関係を築く意義を示しています。
しかし、3ヶ月経っても心の動きを感じない場合は、潔く関係を見直すことも大切です。
無理に続けるより新たな出会いに目を向ける方が、結果的に幸せな関係を築ける可能性が高まります。
④自分の気持ちを最優先する
マッチングアプリで相手に好意が持てない状況が続くなら、自分の気持ちを最優先しましょう。
心理学的研究によると、外見重視のマッチングシステムが「条件は合うのに感情が動かない」ジレンマを生む一因となることが指摘されています。
判断基準は以下のとおり。
- 会話のリズムや話題の深さで相性を測る
- 3回目のデートまでの感情の変化をチェック
- 友人に説明する時の自分のテンション・熱量を基準にする
相手を傷つけずに関係を終えるには、具体的な事実を伝えることが大切です。
例えば「メッセージの返信頻度にどうしても温度差を感じてしまって...」など、客観的事実を根拠にすると、お互いに納得しやすくなります。
大切なのは、社会的な期待やアプリの評価基準よりも、自分が心地よいと感じる関係性を選ぶことです。
先ほどもご紹介した感情メモをつけて気持ちの変化を可視化すれば、自分らしい判断がしやすくなります。
まとめ
マッチングアプリで理想の相手を見つけられない原因は、理想と現実のギャップ・他の人と比較してしまう・相手の価値観が見えない...など様々です。
まずはプロフィールで自分の魅力を正直に伝える準備をしつつ、実際に会ったときには相手との会話を大切にすることが重要です。
焦らず自分のペースで利用し、時には休息を取りながら、本当の自分を見せる勇気を持ちましょう。
理想の出会いは、予期せぬ時に訪れることもあります。
マッチングアプリはあくまでツールです。 自分らしさを忘れずに活用することで、素敵な関係への第一歩を踏み出せるでしょう。